PreRobo V1(バージョン1.2版)をリリースしました。

株式会社ディビイ(本社:大阪市中央区、代表取締役:高橋 成典)は、企業のデータ活用を劇的に省力化・効率化する、データストレージとデータプレパレーションを統合したアプリケーションDataMatixをメジャーバージョンアップし、商品名を「PreRobo(プレロボ)」として、「PreRobo V1(バージョン1.2版)」を2018年9月21日(金)にリリースしました。


メイン画面

PreRoboは、企業が抱える多くのデータ活用課題を解決するため、主要なデータ操作機能(データマネジメント・データオペレーション(運用)、データプレパレーション(加工)、データシェア(共有))を極めて簡単な操作と設定で、誰でも簡単に行えるよう設計開発されています。

今までは、エンジニアがデータマネジメントやデータ運用の基盤を構築し、データ解析製品群の活用などには、データサイエンティストをはじめデータ加工や分析の知識を持った人材に様々なデータ加工を依頼し、その後解析ツールやCRMツール、BIのダッシュボードなどを活用するといったプロセスが標準的でしたが、PreRoboを活用することで、運用基盤の構築はあっという間に完成し、データ加工プロセスも一般のビジネスユーザでもプログラムを書く必要なく簡単に行えます。

また、PreRoboは、データのクリーニング集計・編集といった加工プロセスを自動化する機能を多く備え、RPAの一環として継続的なデータ運用を支援します。

PreRoboの特長

PreRoboは、従来のDataMatixV1.x系から操作性を一新し、アイコン操作でより直感的で簡単に操作することが可能になりました。ユーザインターフェイスはPC操作を行えるユーザなら、誰でも直感的に作業が出来るよう配慮されております。


右クリック時設定画面表示

PreRobo V1.2の主な機能

オブジェクト

データはインポートした段階でオブジェクトとしてアイコン表示されます。その後データ加工などの操作を設定すると、新規にオブジェクトが作成されます。そのオブジェクトに更にデータ操作を追加していくことが可能ですので、例えばデータをクリーニングした状態から、必要な情報のみのデータビューを作成して、そのオブジェクトをユーザ間で共有するという設定をすれば、ユーザは常にインポート追加され、クリーニングされて、必要な情報のみに集約されたデータを共有される、という状況が設定できます。

オブジェクトはエクスポート/インポートが画面上で簡単に行えるため、閉鎖環境で運用しているPreRoboのサポート時に、別場所で作成したオブジェクト群をエクスポートして送り、それをインポートすると、そのまま実行するというようなオペレーションが可能になります。


オブジェクトアイコン

データクリーニング

DataMatixV1.x系ではオプションとなっていた、データクリーニング機能が標準で搭載されました。主な機能はDataMatixV1.x系に搭載されていたCreanerオプションと同等の機能が実装されています。特に、クリーニング定義保存も機能として継承されているため、毎回追加されたデータをクリーニング定義に基づいてクリーニングする事が簡単に行えます。


クリーニング設定画面

データインポート/エクスポート

PreRobo V1.2では、データのインポートだけでなく、特定ディレクトリにエクスポートする機能が標準で搭載されております。(入出力はCSV形式)

後述のJOB機能を使えば、予め特定のディレクトリに常時更新されるファイルを置き、それをインポート設定して、加工プロセス後のデータを特定のディレクトリにエクスポートする設定を定期実行させることで、データの加工プロセスを簡単に自動化することが可能です。また、このバージョンから、RDBに接続しデータをPreRoboにインポートする機能が実装されています。


データエクスポート設定画面

JOB機能

PreRobo V1.2では、データインポート/エクスポート、クリーニングや各種連携機能にスケジューリングによる自動実行を設定する事が可能です。設定はそれぞれのオブジェクト単位で設定し、時間単位、日単位、週単位などの細かいスケジューリングが可能です。


JOBスケジューリング設定画面

データビュー

DataMatixV1.x系では「Programmer」という機能で実装していたデータ加工(クエリ作成)機能が、データビュー作成機能として実装されています。SQLにて記述しデータ結合・集計・編集・計算などの加工を行う工程を、画面の指示と選択で簡単に設定できます。

データ加工プロセスを保存すると、データビューとしてオブジェクトが作成されます。

このデータビューは、元データが常時変更されるとそのタイミングで中身が更新されます。

データビューから新しい加工プロセスを経て、データビューを作成する事も可能で、これも元データが更新されると、上位のデータビューも更新され作成したデータビューも自動更新されます。

このため、加工プロセスについてはJOB機能を設定することなく、元となるデータが更新されると、それに基づくデータビューは全て自動更新されます。


データビューアイコン

その他のPreRobo V1.2の特長

カラム数の多いデータへの対応

従来はレコードあたりのカラム数が数百程度と制限されていましたが、PreRobo V1.2では大幅に制限を緩和し、現在3,000カラムを上限としています。このため、集計などでデータをピボットした際に大きくなるような情報もそのまま扱えます。

大規模データへの対応

PreRoboはV1.0から、並列・分散処理基盤としてApache Spark(TM)をコアとして開発されています。
このため、大きな規模のデータを高速に処理したい、または多くの人たちが同時に作業をするなどの基盤としても柔軟に対応が可能です。

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